日本人の投資リテラシーが低い3つの理由とは|投資家初心者救済ブログ
みっちです。
いつも読んでいただきありがとうございます。
今回は日本人が持っている美学とはについて説明します。
●はじめに
先進国の中では、投資リテラシーの低さが目立つ日本人。
日本人は「金儲け」という言葉にあまりよくないイメージを持っています。
生きていくためにはお金が必要なのに、多くの人が生活費を稼ぐために必死に仕事(労働)をしているのです。
それにもかかわらず、大金を稼ぐとなると途端に「人を騙したり、悪いことをしたりしたかのような感覚」になってしまうのが日本人なのです。
日本人の心理の中には潜在的に「お金儲け=悪い事」という固定概念が根付いてしまっているのです。
日本人が投資に関心を持っていないという事実と、ほとんどの日本人は預貯金を信仰しているというデータがあるのはご存知ですか?
こうした事実があるからこそ「日本人の金融リテラシーは低い」と世界から言われるわけです。
日本人の「お金儲け(投資)=悪い事」の考え方は日本の教育にあります。
他の先進国に比べて日本人は「お金儲け(投資)=悪い事」であり「貯蓄(預貯金)=美徳」という日本人特有の考えが根付いてしまっているのです。
なぜ根付いてしまったのかというと日本の教育に問題があります。
諸外国では中高生で投資や金融の授業がありますが、日本では義務教育はもちろん高校教育でも、基本的に投資や金融に関する授業はありません。
大学でも専攻しなければ、投資や金融に関する教育がまったく無いと言っていい位です。
各家庭における教育においても、親が子どもに投資をすすめることはほぼないでしょう。
「投資は働かずに一攫千金を狙うギャンブルだ!!」という偏見を持っている大人が多いです。
「投資に頼らずコツコツと真面目に働くのが一番」と教え込んでいる家庭がほとんどではないでしょうか。
投資に関して、メディアからの情報しか知らない大人たちは、投資で大損したなどの報道をみれば、
「投資なんかに手を出すから損するんだ!!」と必ず思うことでしょう。
ですから「投資だけは絶対に手を出すな!!」と子どもに伝えている家庭がほとんどです。
少額からでもまずは投資にチャレンジしてみることが大切です。
投資をしたこともなく、チャレンジもせず、経験したこともないのに「投資は危険」と判断すること自体、普通に考えてもおかしなことです。
日本人が美徳であると考える預貯金も当然重要なのですが、資産を現状維持することが目的で、銀行や信用金庫などの低金利な金融機関にお金を預けているだけなのです。
それでは資産形成はできません。
もしインフレが起こったらどうしますか?
預貯金ですら目減りする可能性があるのですよ。
また、少子高齢化の現在の日本社会において、年金もあてにならない。
老後や子供、孫の将来を考えるのであれば、投資を考えるべきだと僕は思います。
●日本人の投資リテラシーが低いと言われる3つ理由
日本の学生さんたちに「お金をきれいなものなのか汚いものなのか?」
と質問すると、80%の方が、「お金は汚いもの」という答えが返ってきます。
日本では昔からお金に対する教育が乏しい国と言われています。
両親から初めてお小遣いをもらった時、お金について聞いたことはありませんか?
しかし、ほとんどの大人は「子供はお金について考えなくてもいいのよ!」と言われたのではないでしょうか?
海外では子供にお金について普通の会話の中で頻繁に話されています。
例えば、「お金持ちの人たちは、こんなことをして、社会や地域に貢献しているのよ!」
というような話を普通に子供にします。
お金は「良いもの」「素晴らしいもの」「人に貢献するもの」そのようなことを生活の中でたくさん子供に教えているのです。
しかし、日本ではそのようなことを子供に伝えられることは残念ながらありません。
テレビなどのメディアで取り上げるものも、「脱税」であったり「詐欺」と言ったお金に大して 悪いニュースがたくさん溢れているため、子供の頃からそのような印象を強く持ってしまいます。
正直な話、メディアもこのような日本人が好む「悪いニュース」を報道することで稼いでいるのですよ。
今のあなたも「お金は汚いもの」という考え方を持っているのではないでしょうか?
このような考え方なら、改めることをおすすめします。
日本人は古くから農耕民族であり、お金(対価)は自分が汗水たらして働いて貰えるものだという固定観念を持っています。
「両親や祖父母から労働してお金を稼ぐのだよ!」
と教育を受けたのではないでしょうか。
あなたも気づいているかも分かりませんが、そんな考え方の時代はもう終わっています。
過去の話なのです。
ほとんどの日本人は自分の時間を削って、働いてお金をもらうためだけに生まれてきたと思っているのです。
長時間労働なんて「悪」以外の何者でもないのです。
しかし、頑張って自分の時間を削ってまで働いてお金を稼ぐということは悪いことだということとは思っていません。
僕は頑張って働いてお金を稼ぐことに対して否定はしません。
ただし、あなたに良く考えて頂きたいのですが、
「労働の対価だけで、これからの時代を安全に安定して乗り越えられるのか?」
という事です。
また、会社などで長時間労働することにより、精神的に病んでしまい、最悪の場合では自殺者まで出ています。
このようなことが、社会問題になっていますよね。
あなたが労働でお金を稼ぐということは 「いい生活をしたい!」「安定した生活を送りたい!」と言うのが一番の目的だと思います。
それなのに自分の精神であったり、体を蝕んでしまうような今の労働環境、これが本当に良いことなんだろうか?
このようなことを真剣に考えた方が良いと思います。
あなたの両親、祖父母の時代は経済が右肩上がりの時代でした。
普通に学校に行き卒業し、普通の会社に就職し、普通に努力をすれば給料が上がっていく。
という大変幸せな時代だったということです。
つまり、以前の日本という国は誰もが普通に労働収入を得るだけで、お金も時間もそれなりに自由な生活を送ることができていたのです。
だから投資をしなくても労働収入だけで自分の時間もあり、人生を謳歌できる余裕がありました。
しかし、格差社会となり年々給料が減り、ただ労働収入を得るだけではもう人生を謳歌できなくなってしまっています。
もちろん、会社員だったり、経営者だったり、個人事業主だったりという形で収入を得るということが大切なのですが、そのひとつだけの収入で安定した生活を送れるという時代ではなくなったのです。
しかも、AI(人工知能)が主流になりつつある時代で、どうやって労働で稼ぐことが出来るというのでしょうか。
こういうことを目の当たりにして、大変厳しいかと思いますが、決してこのことから逃げてははならないのです。
これからは「ひとつの収入では生活が出来ない。」という事を肝に銘じなければならないのです。
余談ですが、日本人は「現状維持」という言葉も大好きです。
しかし、「現状維持」では、言葉通り、今より良くなることは絶対にありません。
「現状維持をしているはずなのに、今よりどんどん悪くなっている」という現状を体感することでしょう。
●まとめとして
日本政府もここ最近では「貯蓄から投資へ」というスローガンをテレビCMなどでも推進しています。
預貯金中心の個人の金融資産を株式や債券などに投資させることで、リスクマネーの供給を増やし起業や新産業の育成を進めることを狙いとしているようです。
※リスクマネーとは、マーケット(市場)において、ヘッジファンドやCTA(商品投資顧問業者)などの資金のことをいいます。
しかし、いきなり高額の投資を行うことは確かにリスクが高いので、まずは個人型確定拠出年金(iDeCo)と少額投資非課税制度(NISA)など、少額からの投資やビジネスにチャレンジすることをおすすめします。
現在の日本では投資や金融について、知識だけを教える様にはなってきだしているのですが、社会で使える実践的な知識や知恵を身につけることなく社会人になる人がほとんどです。
まだまだ金融リテラシーが低い日本で「お金に関する知識や知恵」を身に付けたいのであれば
「このままでは資産が増えない」「労働意外のお金の作り方がわからない」という現状を知ったうえで、
勇気ある一歩を踏み出すことが重要です。
投資にチャレンジしてみることが、
「将来の生活」「子供の未来」そして「孫の未来」に繋がるのです。
そして、「人生を謳歌」するために、自身で学び、知識をつけて、他人の庭でお金を貰わず、自分の庭でお金を稼ぐことを一番に考えるべきでしょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
PS.
投資の中でもFXに魅力を感じ、日々トレードを実践している中年兼業トレーダーです。
大して利益を得ているわけではありませんが、これから投資を始めたい方やFXに挑戦したい方とコミュニケーションがとれたらなぁ〜と思っております。
投資初心者のLINE@を作ったばかりですが、友達が増えることを楽しみにしております。
友達の人数が増えてくれば、FXトレードについて、和気あいあいと話せる楽しいコミュニティを作りたいと思っております。
FXに関しては、それなりに経験がありますので、初心者の方には十分に教えることが出来ると思っております。
ホーム投稿等で、FXの基礎的な内容を中心にアップしていきたいと思います。
これからも宜しくお願い致します。